陶芸家
井上惠介Inoue Keisuke
プロフィール・略歴
1964 東京都世田谷区に生まれる
1986 玉川大学芸術学科美術専攻陶芸コース卒業
1986~88 創作陶器陶郷にて作陶
1988~90 木工家馬場健司氏に師事
1990 神奈川県三浦市に築窯
2005 日本工芸会 神奈川研究会展 奨励賞
2009 第39回全陶展 奨励賞
日本工芸会 神奈川研究会展 会長賞
2014 日本工芸会 神奈川研究会展 奨励賞
- ご利用の皆様へ
- 私たちの陶房とギャラリーは三浦半島の先端にある「小網代の森」に隣接しています。源流から海にそそぐ干潟まで、森と川と海の生態系が自然のまま残る貴重な森です。幼い頃から土いじりが好きで、高校生の夏に岡山県倉敷市にある酒津焼の窯元に一ヶ月通い詰めました。それが私の初めての陶芸体験です。アートというよりも自然に触れ合う中で陶芸の道に進み、樹皮文は自然と手が動いて出来た文様です。日本文化には季節があり、料理のうつわも季節の楽しみがあります。うつわにも流行があり、時代によって変わっていく面白さがある一方で、みんな同じになっている気がします。陶器のうつわや目でも味わうことの大事さ、こういう伝えられなくなっているものを忘れてはならないと思います。
「食と陶芸」のテーマのもと陶房では農体験と採れたての野菜を陶房の器で食するイベントを定期的に開催しています。完全無農薬・無化学肥料栽培で育てた畑の野菜をナチュラルフレンチのシェフに目の前で料理していただく、そんなイベントです。出張陶芸先で料理人の皆さんとの交流するなかで、美味しいものを作るという根本のところで料理人と陶芸家が一緒にやれたら楽しいですし、そのためにはやはり顔が見える商売でなければならないと思っています。